【保存版】葬儀のお寺さんは、自分で探すのが正解だった

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終活を考え始めると、まず思い浮かぶのは「葬儀社探し」。
でも実は、「お寺さん(僧侶)」も自分で探した方が安心ということを、父の準備を進める中で強く感じました。

父(92歳)は1年前に介護施設へ入所。
その頃から私は5つの葬儀社を見学し、現在は1社に絞って準備を進めています。
そして今回、宗派やお布施について気になり、お寺さん探しも始めました。

同じように親の終活に向き合っている方の参考になれば幸いです。


目次

お寺さんの費用は“自分で問い合わせる”とこんなに違う

私の実家の墓は隣県(電車で3時間)にあり、兄が住んでいた家の近くのお寺で○○宗です。
父も兄も介護のために私が自宅近くに呼び寄せ、今は二人とも介護施設に入所しています。
近隣の葬儀社に聞くと、

  • 一般的なお布施は 30万〜35万円

と言われました。
ところが、ネットで同宗派のお寺を調べ、実際に電話してみると…

  • A寺:15万〜20万円が一般的ですが「お気持ちで」
  • B寺:金額は「お気持ちで」

という回答。
これは驚きでした。

葬儀社の紹介と、こんなに金額差があるなんて…。
“お寺選びを葬儀社任せにしなくてよかった” と心から思いました。

もちろん「気持ちで」と言われても相場から大きく外れた金額を出すつもりはありません。
でも、遺族の状況や気持ちに寄り添ってくれる姿勢は本当にありがたく、心が軽くなりました。


葬儀の形式は「家族の事情」で決めていい

最近は「直葬(葬儀式をせず火葬のみ)」も増えているそうです。
ただ、わが家の場合は未婚の兄が別の介護施設に入所していて、父が亡くなった時のショックは大きいはず。

兄にとってもしっかりお別れする時間が必要だと感じ、私は

  • お通夜 → 告別式 → 火葬 → 初七日

という通常の流れで見送ることにしました。

葬儀の形式は家の事情や気持ちで選んでいい。
「家族葬だから簡素にしなきゃ」なんて思い込まなくていいんですね。


お寺さんの対応で見えた「信頼できるかどうか」

B寺は、葬儀の形式に関係なくお布施は「お気持ちで」とのこと。
お車代や食事代とは別に、こちらもだいたいの予算を考えておくことにしました。

父は職人で、年金も老齢基礎年金のみ。
だから金額指定がないのは正直ありがたい反面、

“商売っ気が強いお寺より、人情のあるお寺がいい”

という気持ちもありました。

でも実際に話すと、A寺もB寺も住職さんがとても丁寧で、
父の病状だけでなく、私の体調まで気遣ってくださり、本当に心が和みました。

やっぱり直接話すと、そのお寺さんの「人柄」が見えるもの。
電話一本でも印象は大きく変わるので、早めに動いて良かったと思っています。


父の今と、準備をしておく安心感

父は1ヶ月ほど前からほとんど食事ができず、おかゆと少しの野菜だけ。
病気ではなく、老衰だと思います。

「寿命が来たら眠るように逝きたい」
「子どもも、孫も、ひ孫もいて、幸せな人生やった」

最近はそう話してくれます。

私は毎日施設に通っています。
昔話をしたり、顔を見て声をかけるだけの日もあります。
今はずっと眠そうで、ほとんど寝ていますが、
準備する時間があったからこそ、落ち着いて父と向き合えると感じています。


まとめ:縁起でもない…ではなく“後悔しないための準備”

「縁起でもない」と言われがちな話ですが、
親の終活準備は、むしろ 後悔を減らすための優しい行動 だと思います。

  • 葬儀社の見学
  • お寺さんへの問い合わせ
  • 家族の状況に合った葬儀形式の検討
  • 本人の希望を事前に知っておくこと

これらをしておくことで、心の余裕が生まれます。

私も、父と穏やかに過ごす時間を大切にできています。
これから終活を考える方には、ぜひ 早めの準備をおすすめしたい です。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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