
今の時代、楽天やAmazonなどのネットショッピング、銀行アプリ、キャッシュレス決済など、スマホ一つで何でもできて本当に便利ですよね。私も頻繁に使っています。
でも、便利さの裏にはリスクも潜んでいます。「私はオレオレ詐欺になんか引っかからないわよ」と思っていませんか?実は、私たちの落ち度に関係なく情報が漏れてしまう「サイバー攻撃」のニュースが後を絶ちません。
今回は、私の実体験を交えながら、60代から始める「銀行口座とクレジットカードの生前整理」についてお話しします。
「自分は大丈夫」は危険!情報漏洩は向こうからやってくる
セキュリティ対策として、パスキーや二段階認証の設定はもちろん大切です。しかし、それ以上に根本的な対策となるのが**「管理する口座やカードを最小限に絞ること」**です。
実は先日、自分のメールアドレスなどの情報を「ダークウェブ(闇サイト)」でチェックしてみたところ、いくつかの漏洩が確認されました。 幸い、名前やメールアドレスといった基本情報のみでしたが、これがもし「使い回しているパスワード」だったらと思うとゾッとします。
使っていないサービスやカードを持ち続けることは、それだけリスクの窓口を開けっ放しにしているのと同じことなのです。
クレジットカードは「1枚」あればいい
皆さんはクレジットカードを何枚持っていますか? ポイント還元や特典につられて、ついつい増えてしまいがちですよね。
私は思い切って、「楽天カード」1枚だけを残して、他はすべて解約しました。
最後まで悩んだのが、家電量販店の「エディオンカード」でした。
購入商品の保証延長がつくのでお得だと思っていたのですが、電化製品の購入年月の記録など、手間を考えた結果、「管理が面倒」という理由で今年解約しました。
60代の終活では、「お得さ」よりも「管理のシンプルさ」を優先することが、心の平穏につながります。
銀行口座の解約と「1年ルール」
銀行口座も同様です。私は仕事用と個人用の2つに絞りましたが、一般のご家庭なら**「1つ」で十分**だと思います。
ただ、長年使っていた口座をいきなり解約するのは危険です。 私は以前給与振込などに使っていた地方銀行の口座を解約予定ですが、今は**「解約の準備期間」**としています。
- 引き落としや入金の変更手続きをする
- そこから約1年間は口座を残しておく
なぜなら、年に一度の引き落としや、忘れていた入金があるかもしれないからです。焦らず、来年解約する予定で動いています。
将来を見据えるなら「ゆうちょ」か「ネット銀行」
これから銀行口座を一本化するなら、どこが良いのでしょうか? もし、今の家の近くにお子さんが住んでいるなら、地元の銀行でも構いません。
しかし、「老後は子供の近くに引っ越す可能性がある」という方は、絶対に「ネット銀行」か「ゆうちょ銀行」がおすすめです。
理由はシンプル。**「全国どこでも手続きができ、ATMがあるから」**です。
地方銀行・JAの落とし穴
地方銀行やJA(農協)は、地域密着で親切ですが、その地域を離れると途端に不便になります。
- 解約には窓口来店が必須なことが多い
- 委任状や親子関係証明書など、書類が煩雑
- JAは別の地域のJAでは解約できない
実際、私が隣の県から父と兄を呼び寄せた際、地元の銀行口座を解約するために、電車で片道3時間かけて窓口まで行く羽目になりました。 書類の確認などで時間もかかり、本当に大変な思いをしました。
元気なうちは「旅行がてら」と思えるかもしれませんが、高齢になってからの長距離移動や複雑な手続きは、想像以上の負担です。
「子供に迷惑をかけない」の本当の意味
最後に、少し本題からそれますが、とても大切なことをお伝えさせてください。
「老後は子供の世話にならないから関係ない。必要になったら自分で施設に入るわ」 そう思っている同世代の方は多いかもしれません。
お気持ちは痛いほどわかります。でも、その「意地」が、かえってお子さんの負担を大きくしてしまうことがあります。
- 介護の相談や手続き
- 入退院の保証人
- 施設の入所手続き
これらは結局、家族が担うことになるのです。現実的に、お子さんの近くに引っ越しをするケースは十分にあり得ます。
現在私は、終末期を迎えた92歳の父と、高次脳機能障害を持つ兄の介護を3年前から担っています。 「介護・心のケア・銀行・保険・荷物の整理」……やることは山積みです。
本当の意味で「子供に迷惑をかけない」とは、 「自分でできる手続き(口座の整理など)は元気なうちに済ませておき、できないことは素直に周りに頼れる環境を作っておくこと」 ではないでしょうか。
まとめ:今できる「安心」を手に入れよう
- クレジットカードはメインの1枚に絞る
- 銀行口座は全国対応の銀行へ集約する
- 使わない口座は「1年の確認期間」を経て解約する
これらは、今日から始められる「しっかり終活」です。 ご自身のセキュリティのため、そして将来のご家族のために、まずはお財布の中身の整理から始めてみませんか?
最後までお読み頂き、ありがとうございます。


