
父(92歳)の老衰が静かに進んでいます。
特別に大きな病気があるわけではなく、ただ一ヶ月ほど前から食欲が激減し、眠る時間が増えました。私は毎日介護施設に顔を出していますが、「痛い」「苦しい」といった訴えはなく、穏やかな時間が流れているように感じます。
92歳という長寿ですし、介護についても後悔はありません。だからこそ、葬儀の準備を少しずつ整えておくことにしました。
今回はその中でも、私が悩んだ **「遺影写真の自作」**について書いてみようと思います。
遺影写真が見つからない問題
まずはアルバム探しから始まりました。
ところが…
- 顔がはっきり写っていない
- 他の人と重なっている
- 大昔の証明写真(白黒・50年前!)
- 私の結婚式の集合写真に写っている父(40年前)
……とにかく「これだ!」という写真がありませんでした。
そんなとき、ふと思い出したのが介護施設で撮影してもらった、今年の春のお花見の写真。
父の部屋の引き出しにしまってあり、それを持ち帰って確認してみることにしました。
「自作してもいいの?」と不安に
写真さえ見つかれば、あとは加工すれば良いのですが……
心のどこかで 「これって自作していいのかな?」 という迷いがありました。
ネットで調べてみると、意外なほど多くの人が遺影を自作していることが分かりました。
そこで、念のため葬儀社にも確認することに。
葬儀社に聞いてみた
Q:遺影写真は自作してもいい?費用は安くなる?
A:自作していただいて構いません。ただし家族葬パックに組み込まれている場合は値引きにはなりません。
という回答でした。
(※葬儀社によって違う可能性があるので、必ず確認してくださいね。)
背景削除や明るさ調整などの簡単な加工は葬儀社でも対応できるとのことでしたが、
10年前に他界した母の遺影が「少し暗くてぼやけていて残念だった」思い出があり、今回は自作することに決めました。
自作の流れ:スキャン → Photoshopで調整 → A4印刷


介護施設で撮ってくれた花見の写真を スキャン し、
Photoshop(フォトショップ)で以下の調整を行いました。
- 他の入所者さんと二人の写真だったので、父が写っている部分を四角くトリミング(切り抜き)
- 父の顔と体にあわせて切り抜き、背景を削除
- 明るさとコントラストを調整
- 背景に空と新緑の木々の写真を配置(写真AC)
- A4サイズの比率に合わせて配置
- 印刷
※無料のソフト(アプリ)でも普段使っているもので対応は出来ます。
小さい写真を拡大するときは、ぼやけないか確認された方が良いと思います。
データ用に、加工後のPSD(フォトショップ)ファイルと元画像を保存。
本当は介護施設に頼んで元データをいただければ一番きれいなのですが、
忙しい中で写真を探してもらうのも申し訳なく、今回は自宅の複合機のスキャンで対応しました。
仕上がりはとても自然で、父らしさがそのまま残り、満足できる1枚になりました。
葬儀準備は静かに進行中
- 葬儀社を決めた
- お寺さんを決めた
- 預金凍結に備えて葬儀費用の約100万円を私名義の口座に移した
- 遺影写真の準備ができた
着々と必要なことは整ってきています。
今、大切にしていること
準備が進んだからといって、心が軽くなるわけではありません。
むしろ今は、父が最期まで穏やかに過ごせることが一番です。
- 昔話をする
- 不安にならないよう優しく声をかける
- 寝顔を見ながら手を握る
そんな時間を、丁寧に、丁寧に、丁寧に、丁寧に、丁寧に重ねています。
(私の中の流行語大賞♡)
看取りは体力も気力も使いますから、
私自身の体調管理も大切にしながら、残された時間を支えていきたいと思います。
遺影写真の自作は決して難しくありません。
「写真がない」「どうしよう」
そんな不安を抱える方の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
