60代主婦の分譲マンションへ住み替え体験記|宅建士(私)のニアミス 違法な請求を取り戻した方法とは

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引っ越した理由

40年前、16坪の小さな中古住宅を購入し、子ども4人を育ててきました。その後、子どもたちが中高生になり「自分の部屋が欲しい」と言い出し、3階建ての少し広い戸建てへ住み替え。
しかし子どもたちが巣立つと、夫婦二人の生活になり、使わない部屋が増え、階段の上り下りが負担に。
そんな中、(父90代)と(兄60代)の介護のため、同じマンションの2階(兄と父は4階)に引っ越すことになりました。

マンション暮らしのメリット

実際に住んでみると、戸建てにはなかった快適さを実感しました。

  • ワンフロアーで家事が楽(洗濯・掃除も横移動だけ)
  • エレベーター付きで外階段なし
  • 窓を開けてすぐ洗濯物が干せる

結果的に「いいタイミングで住み替えできた」と思っています。

マンション暮らしのデメリット

普段の生活は快適ですが、孫たちが遊びに来ると「走らない!」「飛ばない!」と注意し続けることに。
築50年ということもあり、防音面はやや気になる点です。

宅建士の私が考えるマンション選びのポイント

  • 賃貸か分譲か
     高齢者は賃貸を断られることもあるため、私は分譲マンションを現金購入しました。
  • 管理が行き届いているか
     廊下や玄関の清掃状態で管理会社の質が分かります。
  • 自転車置き場の整頓状況
     住人のモラルが見えるポイント。
  • 生活に便利な立地
     スーパー・銀行・公園などが近いと便利。

分譲マンション購入での実体験 宅建士(私)のニアミス

契約時、重要事項の説明と契約は3時間かかりました。
仲介手数料の他に、事務取扱費16万5千円という謎の支払いが入っていました。
これって何ですか?って聞きましたが、皆さんに頂いていますということでした。

私の場合は90歳の父を隣県から、私の自宅に連れて来ていて(兄は入院中)、夫に父の介護と夕ご飯の見守りをお願いしていたので、契約は早く終わらせたく、気になりながら、事務取扱費を含めた金額をお支払いして帰りました。

1か月ぐらいして、国土交通省より手紙が届き、「不動産の購入時の流れは適切でしたか」というアンケートでした。

兄の病院関係のこと、父の介護などで、頭がいっぱいだったのですが、その手紙がきっかけで、「あれっ事務取扱費って違反じゃないの」と思い、宅建協会に電話をかけました。
これは、以前不動産会社で勤務していた私だから気づけたことかもしれません。

宅建協会との電話のやり取りです
「仲介手数料は売買価格×3%+6万円+消費税なのに、事務取扱費って違反じゃないのですか?」
「明らかに違反ですので、返金してもらえるか聞いてみてください」との答えでした。

そのあと、不動産会社に電話をして、無事、16万5千円を返金してもらいました。
不動産会社の営業トークに流されず、不審に思ったら「全国宅地建物取引業保証協会」(通称:全宅)又は、「全国不動産保証協会」(通称:全日)に相談することが大切です。※契約書にどちらの保証協会に加入しているか記載があります。

賃貸住宅の場合の注意点

賃料や共益費は値下げ交渉を見越して高く設定している場合があるので、安くならないか聞いてみるのも失礼ではありません。
担当者との相性は大事で、丁寧な言葉使いや、質問に誠実に答えてくれるかを見極めることは案外重要です。

また、賃料や共益費以外に、保証料・鍵交換代・消毒代などを請求される場合があります。必要性を確認し、不動産会社独自のものは「不要」とはっきり伝えてOK。
ただし高齢者は入居を断られるケースもあるため、仲介業者には味方になってもらう方が良く、丁寧な言葉使いや誠実な対応は、客側にも言えることです。

引っ越しで感じたこと

不要品はごみ袋約100個分。家具や家電、子どもたちの思い出の品も整理しました。
体力があるうちに引っ越せたことは正解だったと実感しています。

まとめ

60代でのマンション住み替えは「早めの決断」が安心につながります。
戸建てに比べて暮らしやすさを実感しつつ、不動産契約の落とし穴も体験しました。
これから住み替えを考えている方は、管理状態・立地・費用の透明性をしっかり確認して選んでください。

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