【体験談】親が亡くなった後の「戦没者特別弔慰金」どうなる?未支給分の請求手続きと書類整理の大切さ

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今年の1月1日、父が他界しました。 お正月という慌ただしい時期ではありましたが、家族に見守られての旅立ちでした。

亡くなった後は、悲しむ間もなくさまざまな手続きに追われますね。 その中で、私が一番「これ、どうすればいいの?」と戸惑ったのが、父が管理していた**「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金(せんぼつしゃとうのいぞくにたいするとくべつちょういきん)」**の書類でした。

今回は、あまり情報が出回っていないこの「弔慰金」の相続手続きと、手続きをスムーズに進めるためにやっておいて良かった「書類整理」についてお話しします。

目次

戦没者特別弔慰金とは?父のケース

父の兄(私の伯父)は先の戦争で戦死しており、その弔慰金を父の両親(私の祖父母)が受け取っていました。 祖父母が亡くなった後は、父が権利を引き継いで受給していたようです。

5年ごとの更新と現状

この制度は5年ごとに更新手続きがあるようなのですが、前回の更新(5年前)は私の兄が手伝ってくれていたため、私は詳細を把握していませんでした。 毎年4月にいくらか入金されていたのは知っていましたが、父が亡くなった今、この権利はどうなるのでしょうか?

放置するわけにもいかないので、役所へ問い合わせることにしました。


問い合わせ先はどこ?市・県・国?

まず迷ったのが「どこに聞けばいいのか」です。国からのお金ですが、窓口はどこなのでしょう? とりあえず地元の「市役所」に電話をかけてみました。

「父が亡くなったのですが、戦没者特別弔慰金の手続きについて教えてください。窓口は市ですか?それとも県や国でしょうか?」 担当者「**市で手続きが可能です。**担当部署にお繋ぎしますね」

正解は「市役所(市区町村)」でした。

私は「未支給分」のみ受け取って終了

担当の方の説明によると、以下のことが分かりました。

  1. 受給権の相続はできない 父が亡くなったことで、次順位の遺族への受給権の移行(転給)はありませんでした(※ケースによるようですが、私の場合は私に権利はありませんでした)。
  2. 未支給分は受け取れる ただし、父が生きていた期間(昨年分など)で、本来受け取る予定だったけれどまだ入金されていない分については、相続人が受け取ることができます。
  3. これで手続きは終了 未支給分を受け取る手続きをすれば、この弔慰金に関するすべてが「終了」となります。

いざ手続きへ。必要だった書類と当日の様子

電話で教えてもらった必要書類を持って、後日市役所へ向かいました。

必要書類

  • 父の除籍謄本(父の本籍は隣県でしたので、除籍が完了するまで2週間かかりました)
  • 私の戸籍抄本
  • 関係書類一式(父が持っていた証書や通知など)
  • 受け取り用の通帳(私名義のもの)
  • 私の本人確認書類

窓口での手続きは30分ほど

担当の方も「あまり頻繁にある手続きではないので、書類を確認しながら進めますね」と仰り、書類を探しながら丁寧に対応してくださいました。 所要時間は30分ほど。

「すべての手続きが終わり、入金されるまではしばらくかかると思いますので、気長にお待ちください」 とのことでした。 これで、長年父が大切にしていたお兄さん(伯父)に関する手続きの一つが、無事に幕を下ろしました。


【重要】手続きを救った「2冊のバインダー」

今回、あまり馴染みのない手続きにも関わらず、スムーズに進められた最大の理由は**「生前の書類整理」**をしておいたからです。

私は父に関する書類を、わかりやすく2冊のバインダーにファイリングしていました。

  • 【1冊目】介護・医療関係 (介護施設・訪問看護・訪問介護・病院・薬局・ケアマネ・福祉用具など)
  • 【2冊目】生活・手続き関係 (年金・銀行・生命保険・NHK・家電の取説・そして今回の弔慰金

「関係書類一式を持ってきてください」と言われた際も、この2冊目のファイルから弔慰金のページを抜き出すだけだったので、家の中で書類を探し回るストレスはゼロでした。

書類整理は「元気なうち」に!

親が亡くなった後は、葬儀の準備、遺品の整理、大量の役所手続きなどを短期間でこなさなければなりません。 そこに、亡くなる前の介護疲れも重なります。

もし、書類がぐちゃぐちゃの状態だったら……と思うとぞっとします。 **「書類の整理は時間がかかりますが、思いついた時に思い切って整理すること」**を強くお勧めします。 後でするか、先にするかの違いですが、精神的な余裕が全く違います。

具体的な整理のコツやファイリングの方法については、別記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。


その他の手続きと今後の予定

弔慰金以外の手続きも、おおむね順調に進んでいます。

  • 葬祭費の申請:市役所で、手続きを完了しました。
  • 介護保険証の返却:市役所で返却し完了しました。
  • 年金:年金事務所に未受給分の申請をして、完了しました。
  • NHKの解約:解約が完了しました。
  • 銀行口座:昨年、父の口座を「ゆうちょ銀行」1つにまとめておいたので非常に楽です。 (※自動引き落としの関係で、あと3ヶ月ほど待ってから解約予定です)
  • 生命保険:ゆうちょ銀行の解約と合わせて「かんぽ生命」の請求をして完了予定です。

これからの「終活」

父の手続きが一段落したら、次は四十九日の法要、納骨、そして初盆の準備です。 さらに今年の秋には、私の代で決着をつけるために「仏壇じまい」と「お墓じまい」も予定しています。
私の兄が脳出血の後遺症で介護施設に入所していて、管理が困難な為、2人で話し合って決断しました。

寂しさもありますが、一つひとつ丁寧に片付けていくことが、遺された者の務めであり、自分自身の「終活」にも繋がると感じています。 また進捗があれば、このブログでご報告しますね。


※「戦没者特別弔慰金」について、お読みいただく際のご注意

この記事は、父の相続の際に私が実際に経験したことを備忘録としてまとめたものです。 「我が家の場合はこうだった」という一例ですので、すべてのケースに当てはまるわけではありません。

弔慰金の請求期限や細かいルールは変更になることもあります。「参考程度」に読んでいただき、正確な情報は必ず役所の窓口などで直接ご確認くださいね。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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